もうそなたはじゅうぶん強い
お互いの魅力を見つけるのは大好きです。
みんな、とにかくこの社会で生きるために、それぞれのやり方で生き延びようと懸命に生きている。
僕は、そこから逃げたくなる気持ちが分かる。
ずっとずっと頑張ってる人もいる。
そんな人たちにはあなたはもう十分強いじゃないですかって、声をかけてあげたい気持ちになる。
ここで逃げる選択をしようが、立ち向かう選択をしようが、その人はねー、ほんとに素敵だよ。でもさ、しおれちゃうこともあるんだ。挫折や失敗や、惨めな気持ちに押し潰されちゃってさ。
優しい人は特に、今の世界、生きにくいだろうね。
それで生きようとしてる時点でもう強いじゃない。
その人たちが、時に逃げ出したくなって、投げ出したとしても僕は、それを咎めようと思わない。また、戻ってくるよね。きっと、来てくれるって待ってます。
いつかまた戻ってくる。
いつかでいい。
向かい合うってのは辛いけども、
その辛さの意味がいつか分かる日が来る。
そーゆーの、壁ひとつ超えるって言うんだよね。
超越。ちょーえつ、もう、こえてこえちゃうわけさ。
特にね、優しい人が壁ひとつ越えると、優しい上にさらにもっと強くなれる。優しくて強い。
いつか戻ってきたとき、自分のペースでゆっくり、研いでいけば、磨いていけばいい。そんな、誰かと比べたりする意味なんかちっともないから。
素敵な優しさひとつ、持ってる人がこの世を生きるとガリガリ研磨されて削れてく。痛いんだけどね、焦って成功を急いて、もっともっとってやるとさらに痛いよ。上手く研げるならそれでいいけど、人それぞれペースがあるでしょ。
優しい人はたいてい、焦んなくていいんじゃない?
ガリガリじゃなくて、ガーリガーリ、ズーリズーリくらいでゆーっくり磨いてけばいい。
それも痛いんだけどね。ちゃんと磨けばでこぼこじゃなくて、しっかり平面、平らで輝くようになる。切れ味もズババッとイカしてる。
優しい人は、もうひとつなのさ。
この世で生きると辛いっしょ。優しい人ってさ。
でもあれって意味あんのよ。
優しい上に強い人になれる。そうすると、別にあなたが、なにもしなくても、あなたが、行くところ行くところで、人から有り難がられる。
優しいだけじゃそうはいかない。
人から有り難がられるってことは、それだけの価値があるってこと。それは善を為すことと同じだね。
生きてるだけで善行になる。優しい人は実はこの生きづらさがリーチ!ってわけよ。
優しい上に強い。頼れる兄貴姉貴だ。
でも気負っちゃダメです。
焦ったら血が出るよ。
ゆっくり、削るわけ。その時は痛いけどね。
意味なく削ってる訳じゃないから。
そこを耐えて生き抜く。優しい人はね。
そこを辛抱できるかどうか。
自分を信じてやれるかどうか。
そこだなあと、結局は。