優しいホモたち

この辺にぃ、急に虚しさを感じる人たち、来てるらしいっすよ!

違和感と勘違い

僕の直感は当たっていました。

担当の先生と今日面談をする機会があり、そこでお話をして来ました。
やっぱり担当の先生もこれじゃお粗末すぎると感じていたようです。あの、いやーな感じと妙な違和感の原因はこれです。ようやく突き止めることができました。


君に限らずみんなそうなんだけど、
とにかく早めに失敗してほしいと言われました。

就職活動にあたってもそうだし
技術に向き合う態度としても
今のこの僕の学年はヤバいと感じてるみたいです。
僕の直感は別に勘違いではなかったようです。

僕がここにいたらまずい、この学校では成長できない、自分でやれることばっかりだと感じたのも間違いじゃなかったです。

はっきりとはそう明言しなかったけど、就職活動をして、自分がどれだけ通用しないのか、実感してもらいたいとは言ってました。

就職活動を通じて成長してほしい、とのことです。

なんだかなぁ。
これが現実ってやつですかね。
働ける能力をちゃーんと養っておけば、今さらこんなこと言われなくて済んだはずですが。
少なくとも、この先生に言われる前から、僕は自分の前途を見据えていたつもりです。

一度就職活動をして、企業に採用されて働いてみるという経験をしてみるといいって、すごくよくわかります。

先生の言うことが痛いほど正論だってのも理解できます。

でもなんか違う。
いや、経験をするのは大切だよ、僕だって就職活動して、採用してもらったり、落とされるとかいう社会経験、やってやろうじゃねえか!上等だ!って覚悟は出来てます。挑戦する気でいます。

周りの人間があまり危機感なく、学校に来るだけ来て、こいつらこんなんで仕事するつもりなの?って正直思うところはありましたし。自戒の念ももちろん含めて。

自分がこれからどうやって仕事にしていこうか、クオリティを高めていこうか、何をどこで、仕事として展開できるのか。能力として何を提供できるのかなぁとか。

うーん。なんていうの。
就職活動が大切!みたいにいうのは違和感があります。
働くって、しなきゃいけないんです。みんなが平和に暮らすために、穏やかに生きて、すずやかに共存していくために、働くという手段はとても有効です。

就職活動それ以前に、自分が誰かに、ここで暮らす隣人たちに何をしてあげられるか?どんなことで協力することができるのか?

ここが、そもそもの働くことの原点であり、目的なんじゃないの?

いくら理想だと言われようともここだけは譲れません。
そんなふうに、就職活動が大切みたいに本来の目的がすりかわると、制度に、仕組みに振り回されるだけだよ。働くの、きっと楽しくないよ、そんなことしても。

・・・。

僕が今まで逃げてきた理由はこれですね。
こんなことがまかり通ってしまう世界や社会から逃げて引き込もって、過ぎ去るのをひたすら待とうとした。嵐が訪れたときのあなぐらに引きこもる、正当な防衛反応です。

でも勘違いしてたみたいです。
今からでも、僕が本気でそう思い、実現しようと思えばたぶん、そうやって働ける。なんとなく、その未来の絵が浮かぶし、想像できる。

僕は思ったより冴えてるじゃあないか。
それに、まともに考えてることもできてるし、直感で分かってるじゃないか。
 
悲観するこたぁなにもありゃしなかった。
敵に打ち勝つには、敵を知り、己を知るべし。

就職活動において、真の敵は思考停止すること。
働くことの本当の意義を見失うことだ。
仕組みに振り回されて、本当に為すべきことが、なしたかったことが見えなくなってしまうことだ。 

それならどうしてそんなことになってしまうのか?

本当は「敵」の懐に入るのなんて嫌なんだけど、実際入ってみないと知り得ないこともあるもの。それに今の僕なら自分の揺らがない筋のとおった価値観を支えに乗りきることができるはずだ。本当の目的を見失うことなく、ね。

ふーん。だから、僕は逃げてたのかもね。
その本当に大切なものを、支えきるだけの信念が整うまでさ。自分の中では、分かってたのかもね。

ずいぶん寄り道もしてきたし、先延ばしにしてきてしまったけど、もう先へ進む道を見失うことはないだろう。 
たとえ途中でまた迷ったとしても進むべき、その先はもうわかっている。

僕は勘違いしてたみたいです。
自分に都合のいいように解釈しているだけなのかもしれないけど、僕はずっと逃げては、諦めかけて、また向かって、でも逃げようとして、でも諦めきれず。そんなこと繰り返して、どうせなにもできないのかなって、ダメな人間だなって、最近すごく不安だったんです。
本当に自分は、今とこの先を乗り越えられるのかなって。

でも、それは勘違いでした。

ダメな道をわざわざあるいてきた意味が、今すごく腑に落ちるんです。これだ!って感じでわーっと、嬉しいような、喜んでるような不思議な気持ちがかけ上がってきてるんですね。ほんとに不思議です。

僕はどうやら、ダメでもなかったみたいです。