優しいホモたち

この辺にぃ、急に虚しさを感じる人たち、来てるらしいっすよ!

当たり前だよなぁ?

気づいてしまった…

普通の会話も、好きな人と話せばそれ、内容に関係なく同じ空間で同じ時を一緒に過ごしてること自体に価値があるって一番言われてるからな。

あーあぁ。そんなノスタルジックに語る大人にはなるまい、あんなおっさんたち何を言ってんだと小学生時代に思っていた大人に、気づけばなってしまったんだよなぁ。

おっさん、最近は後100年とか200年という百単位で妖怪みたいに暮らしてみたいと思うようになりました(手遅れ)

僕の青春は…
ええと、それはもう、メンヘラちゃんと過ごした日々でしたねぇ

大学の飲み会でこのことをネタに話そうにも、愚痴でもなく、盛り上がる話でもなく、話すこともできずに、各々の前向きな恋愛話やオチのある失敗談で盛り上がる彼らを横目にお酒をひたすら進めるのです。ハァ。

てめらになにがわかるんでぃ!
完全に失敗してやさぐれて、落ちぶれたおっさんです。
こんな人、まだ社会にも出ていない大学生にどう扱えというのか(回想)

嫉妬とかではなく、その、まぶしいんですよ。

なんだか、キラキラしてて、羨ましかった。
素直にね。うっそだろ?お前?(小声)

いやそれでも好きな人がおっさんにもいたのです。

普通の話をするのがその時だけは楽しくて仕方なかった。
どこから来てるのか、何が好きなのか、今度奢れだの、奢らせろだの、文化祭がどうのこうの、今何をしてて、あれが楽しくて、これがつまらなかっただのと。

普段なら絶対に興味のないような話が面白い。
なんだか良い匂いがするし、こちらに向けられる視線に笑顔が、はにかんだ顔がまぶしい。

そんな話、興味なんてないのに、必死に知ったふりをします。なんなら前もって調べてきて、辻褄を合わせたりしちゃって。

でも結局バレます。

ボロが出ます。付き合ってみれば、あんなに楽しかったのに、もうつまらない。
あの子の、あの笑顔がない。なくなる。
だんだん無理した笑顔になってくる。

当たり前だよなぁ?

またまた自分語りが過ぎましたね。
いつもじゃないかって?

そろそろ過去のもろもろも清算しておこうと思いまして。こいついつも老後みたいなことしてんな?

実際僕の夢は晴耕雨読ですから(迫真)

だから遠くから笑顔を見てるだけでもう十分堪能したと思うようにおっさんはなりましたとさ。
持って帰るなんて無粋だ、そこに咲いてるから綺麗なんじゃないか、なんて、うまくお持ち帰りできるなら、それにこしたことはないんじゃないですかね。

花を摘みあげる方法を間違えただけでなく、道を積み上げる方も間違えたみたいですねぇ。
はい。お後がなんとやらってね。

ふう。

今日も良い天気。