なまぬるいゴミ6話
こんなおっかない人たち今もう見ないもんね。
でもね、と、言っておきたい。
でもね、そのおっかないと思える人たちが頑張って中心になってる、まさにその真っ只中にお仕事として、お勤めとして入っていくのよ。
だから、大学生とのその、意識の違いでお互いに困惑するんだろうね。
でも、考えてみれば当たり前なのに、わからんもんなのよね。
いやだって、そんなすぐ怒鳴る人、もう学校にいないんだよ。いや、いるけどね?そりゃ多少は。
でも、大学行けば、別に誰彼にとやかく言われないで、大人になったんだから自分のやることやこれから先の生き方は自分で決めなさいと、その体で一応は先生方もとやかくうるさく言わない。
なかには、その教授らしくないと言うか、学校社会バリバリの方もいて、“怖がられている”けど、一昔前ってたぶんそんな人たちばかりだったのでは?と。
でね、
とにかく、今でもその怖い人たちは生きてるのよ
そしてバリバリ活躍してる。
それだけは確かだよ。
だから、避けてとおれるならそりゃいいけれど、たぶんたいていの人はその、なんとも言えない理不尽さに再び出会うと思う。学校で見てきたような、社会とは理不尽である的な世界観をいまだに持ち続けてるような、“お堅い”ところもまだまだあるはずだよ。
だって、お父さん世代はまだまだ現役でやってるんだからさ。
さーて。
どうしたもんかねと。
なめてんのか?とムチ打てばやめていくし
ムチうたなければなんともできないし。
それで残るのは、そう、ムチ打って残れる強い人たちだけ残るのさ。
そして、あなたたちのやり方を引き継いでいくものたちもいれば、あなたたちの良さも理解しながら、ムチ打たずに、力になってもらえるように計らえる新しいやり方を開く人たちもいるだろうね。
だって、ムチ打って逃げちゃった人たちのなかには、ほんとある部分においてはいい仕事してくれたかもわからんよ?
なんにしても、あんたたちが、自分達のやり方を省みないのなら、あとの世代がそれをやるってさ。
そしてまた、あとの世代が改良していくだろう。
だから、あんたらがいなくなった頃にはね。
あんたらが鉄拳制裁で追い払ってきた人たちさえうまく利用できる子が育ってるわけよ。皮肉にも、あんたたちが、彼らのメンタルを鍛えてあげたからだ。ね。